通信制高校のすべて

◎ルネサンス高校
地元交流団体の全面協力でさまざまな体験学習を実施
 
ルネサンス高校
茨城県大子町にある本校校舎
豊富な自然と産業、そして利便性にすぐれた福利厚生・スポーツ施設を有し、教育環境として極めて恵まれた環境のなか、ブロードバンド技術を積極的に導入しています。

 日本三大瀑布のひとつに数えられる「袋田の滝」で有名な茨城県大子町は、リンゴ園やお茶畑が広がるのどかな山あいの町です。農業を中心とした昔ながらの暮らしが営まれる町の一角にある趣深い平屋の木造校舎がルネサンス高等学校の本校です。年に1度、3泊4日の集中スクーリングでは、この校舎を拠点に町の様々な場所で体験学習が行われます。このプログラムを支えるのが、地元の交流団体「大子町ふるさと交流体験協議会」の協力です。生徒にとって価値ある4日間になるよう、高校と交流団体の間では、常に綿密な話し合いが行われます。ルネサンス高校の地域に密着した集中スクーリングの様子をレポートします。

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斉藤 庄一 さん
大子町ふるさと交流体験協議会 会長 斉藤 庄一 さん

地域に根ざした体験学習を通じ、
高校生の成長に立ち会う喜び

大子町ふるさと交流体験協議会
会長
斉藤 庄一(さいとう しょういち)さん

 大子町ふるさと交流体験協議会は、都会で生活する方が農家などにホームステイして農作業を体験したり、その地域に親しむ余暇活動したりするグリーンツーリズムを大子町に定着できないかということで立ち上げた団体です。ちょうど協議会を立ち上げる時にルネサンス高校からお話がありまして、まさに体験ということが学校の方針とマッチして、開校前から打ち合わせをさせてもらい、協力できるメニューを提供して、学校のプログラムの中に組み入れてやってきたという経緯があります。
 集中スクーリングで体験学習に参加される生徒さんのなかには、人前にあまり出たがらない方も何人かはいますが、大体2時間3時間と体験をやっているうちに、最後は話してくれるようになります。そういうときは、私たちにとってもうれしいですね。

 
教務主任 萩原貴之先生
ルネサンス高等学校 教務主任 萩原貴之先生

年に4日の「集中スクーリング」に、教師も力のすべてを集中!

ルネサンス高等学校 
教務主任 
萩原貴之先生

 
 学習の基本はブロードバンドのインターネットを活用した自学自習なので、私たち教師が自分の担当している生徒と会う機会というのは、入学式以外では、年に1回ある3泊4日の集中スクーリングの際に限られます。たった4日間ですが、彼らにとって集中スクーリングは、何かを得て、何かしら変化することができる大きなチャンスだと考えています。それだけに、私たち教師にとっても真剣勝負、すべての神経を集中させる4日間になります。全国に散らばっている生徒が単身集合場所(東京駅)を目指してくるので、スムーズに来れるよう、事前に個別の案内を送ったり、部屋割り、健康管理ほか、さまざまなことを考え合わせて、トラブルなく過ごせるよう全力投入します。
 こうした我々の意図を十分理解していただき、周到な準備をすすめていただいている地元の方々のご尽力には大変感謝しています。おかげで、いつも非常にスムーズに体験学習を行うことができています。

 
こんにゃく作り

集中スクーリングの体験学習◆こんにゃく作り◆
大子町の特産「こんにゃく」を作ります。慣れない手つきで、でも一生懸命、こんにゃくいもをすりおろします。自分たちで作ったこんにゃくの味は格別でした。  
もちつき

集中スクーリングの体験学習◆もちつき◆
四季折々の行事も取り入れます。年末に行われた集中スクーリングでは、使い込まれた臼と杵を使った本格的なもちつきを体験。次第にコツをつかんで、夢中になってつきました。
 
宿舎は南欧風ホテル

宿舎は南欧風ホテル
宿舎は、本校近くの南欧風ホテルを利用。一緒に食事をして、夜はおしゃべりして過ごすうちに、知らない同士が次第に打ち解けて、最後の日は別れを惜しむ姿も
おいしいお茶の淹れ方

集中スクーリングの体験学習◆おいしいお茶の淹れ方◆
大子町は「お茶」の産地としては北限で、りんごの産地としては南限。お茶園で、「日本茶インストラクター」の方からおいしい日本茶の淹れ方を習いました。おいしい和菓子つき。
 

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